コースは近鉄京都線・大久保駅をスタート➡宇治市植物公園経由➡太陽が丘(京都府立山城総合運動公園➡平等院➡宇治神社➡宇治上神社➡お茶と宇治のまち歴史公園茶づな(ゴール)の約11キロの行程でした。
当日のハイキング会参加者は14名(男7、女7)、午前9時45分、大久保駅で受付を済ませ出発、
多数の一般参加者と共に案内図に従って散策、途中、緑深い名木川遊歩道、広々とした太陽が丘運動公園で野球やサッカーを楽しむスポーツマンの姿をしばし眺めて、午前11時45分頃宇治川の宇治公園に到着。
当所でランチを楽しみました。ランチ後、宇治川沿いの茶房で宇治茶風味のソフトクリームを賞味、一休みした後、平等院の境内に入らず川沿いの木陰から鳳凰堂を鑑賞、次いで、宇治神社、宇治上神社を参拝してゴールの歴史公園に向かいました。午後2時過ぎ目的地の歴史公園に到着。
ほぼ真夏日に近い好天の中、会員14名無事完歩しました。
帰路はJR宇治駅から奈良➡桜井駅を経由して午後4時40分大和朝倉駅に帰ってきました。 (渡真利)
施設案内
◎ 太陽が丘(京都府立山城総合運動公園)
太陽が丘は宇治市街地に隣接する標高80m~150mの丘陵地からなる公園です。陸上競技場、野球場、球技場など芝生を基調とした運動施設ゾーンと、西半分は既存の樹林地を保全・活用した遊びの森、冒険の森等からなるレクリエーションゾーンとなっています。
◎ 平等院(世界遺産)
平等院は1052年(永承7)に関白藤原頼通が、父道長より譲り受けた別荘を寺院としたものです。鳳凰堂(阿弥陀堂)と庭園は阿弥陀如来の西方極楽浄土を表わすと言われ、1994年(平成6)世界文化遺産に登録されました。堂内には仏師定朝による阿弥陀如来坐像が安置され、壁や扉には来迎の様子が描かれています。長押の上には阿弥陀如来に従う極彩色の菩薩が音楽を奏で、舞い踊り(雲中供養菩薩像)浄土そのものでした。 境内に設けられた平等院ミュージアム鳳翔館には、鳳凰堂の内部を再現した九品来迎図や国宝の鳳凰や梵鐘、雲中供養菩薩像26体などが収められています。鳳凰堂は十円玉や郵便切手などに使われ、人々の日常生活に溶け込んでいます。
◎宇治神社
宇治橋の上流宇治川の右岸、この辺りは応神天皇の離宮(桐原日桁宮:きりはらひけたのみや)跡でもあり、皇子の菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の宮居の跡と伝えられており、菟道稚郎子命の死後にその神霊を祀ったのが、この神社の始まりです。本殿は鎌倉時代のもの。他に、木造狛犬や白色尉面など、貴重な文化財が伝わっています。
◎宇治上神社(世界遺産)
明治時代までは、隣接の宇治神社と二社一体で「離宮上社」と呼ばれていました。祭神は、応神天皇とその皇子菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)及び兄の仁徳天皇とされています。本殿は、平安時代後期に建てられた現存するわが国最古の神社建築です。境内にはその他、鎌倉時代に建てられた春日神社などの摂社や、宇治七名水のひとつ「桐原水」があります。